本を裁断することによる自然なズレの発生

本を裁断することによる2つの自然なズレの発生

本を裁断すべく断裁機を購入し、よーし、思いっきりいい感じにお気に入りの本を電子化していくぞーと意気込んでみたものの・・・。

 

なにこれぇー、ずれてんじゃーん!!

 

ってなったりします。

 

ま、それってしょうがない必然のズレなんですが、まだ電子化作業をし始めの頃だと、かなりショックだったりします。

 

で、自分のスキルが足りないから、こんなにずれちゃうんだ・・・みたいに思ってみたりもするんですよね。

 

でも、これって自然のズレなんですよ!

 

誰がやっても起こってしうものなんです。

 

本を裁断した時の2つのズレとは?

本を裁断した時に起こるナチュラルなズレとして、実は2種類があります。

 

1つは、。

 

2つ目は、本の表側と裏側において、同じポイントが切れていない・・・というタイプのズレ。

 

ややっこしいですね・・・。

 

でも、実際に本の裁断作業をやっている方は、このズレ、あるある・・・って思っていると思います。

 

それぞれ解説してみましょう。

 

背表紙部分において、本の上部側と下部側で同じポイントが切れていない・・・というタイプのズレ

 

このタイプのズレは、本を裁断する断裁機のパワーとも多少関係します。

 

個人で電子化するのに、ものすごいパワーの断裁機なんて自宅に持ってまーす・・・なんて方おられないと思うので、ほとんどが、卓上型だと思います。

 

卓上型の中にも大型とか小型とかありますが、でも、結局は卓上型は卓上型であって、いわゆる、手動なんですね。

 

これだと、本を裁断する時、紙の束である本から受ける抵抗による影響をまともに喰らうという状況になります。

 

なので、刃がだんだんと逃げていくような形になりながら刃が本を切っていくような形になります。

 

結果、本の上部と下部で、刃の入ったポイントが多少ズレた感じになってしまうんですね。

 

これが一つ目のナチュラルなズレです。

 

本の表側と裏側において、同じポイントが切れていない・・・というタイプのズレ

2つ目は、本という特性によって生じるナチュラルなズレです。

 

本は紙の束なのですが、背表紙で綴じられた状態になっていますよね。

 

この状態、実は、断裁にとってはクセ者なんです。

 

表紙が上になるように断裁機に設置したとします。

 

で、裁断作業を始めると、まず最初に、表紙に刃が入りますよね。

 

そのまま、2枚目、3枚目、4枚目・・・・・という感じで次々と歯が紙を切り落としていくんですが、この時、裏表紙の方は、まだ綴じられた状態になっているわけです。

 

プラスの切れ味の良い断裁機を使って一瞬で裁断していると思っても、そこには、表紙に刃が入ったタイミングと、裏表紙を切り落としたタイミングの間に時差が絶対にあるわけです。

 

つまり、表紙側半分は切り離されたけど、裏表紙側半分はまだ切り落とされてないっていう状態。

 

こういう状態が確実に存在しているんですね。

 

その時何が起こるのかというと、紙が引っ張られるという状況が発生するんですね。

 

これは、紙押さえをいくらしっかりやっても、ほぼ間違いなく発生します。

 

なので、背表紙側と裏表紙側とでは、刃の入ってくる位置がズレてしまうわけです。

 

これが2つ目のナチュラルなズレ。

 

本を裁断することによる2つの自然なズレの発生

というわけで、本を裁断する時には2種類のナチュラルなズレが発生するってことをお伝えしてみました。

 

これって自然に起こることですから、断裁機のせいにしたり、あなた自身のスキルのせいにしたりする必要は一切ありません(笑)

 

それらを上手く軽減するにはどうすべきか・・・みたいなことは考えるべきだと思いますが、それらを完全になくすにはどうすべきか・・・なんてことは無茶なので考えない方が良いです。

 

強力な電動裁断機でズバーっと切り落とすなら、かなり軽減できるかもしれません。

 

ただ1ついえることは、この程度のナチュラルなズレが発生しても、実際にスキャナで取り込んだ時に読みにくさなどの面で影響があるかと言ったらほぼ間違いなくないと言えますので安心してくださいね。


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